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公開日:2017年10月16日 

パリサーの『フィルターバブル』はまさにSEOとビジネスの鉄則を表している

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フィルターバブル──インターネットが隠していること (ハヤカワ文庫NF)

 

どうも、Google検索集客オタクのみやえらです。

先日、私の恩師がご飯会に呼んでくれまして、その恩師のご友人(両方とも女性)から意外な言葉が出てきました。

「今の若い子たちって、自分の範囲外のことに接触しないことに危機感を感じないのかな?」

「フィルターバブル」って言う問題もあるじゃない

佐々木俊尚さんとか、津田大介さんとかもコメントされている話しで」

その場では、何を言っているのか全く分からず、若い人の労働環境と将来展望はますます重くなる現状ですから、

例えば社会問題とかについて考える暇がないのは自明ではないのかと思ったのです。

もちろんフランスでテロが起きたとか、大きくニュースになるような話題はTwitterやYahoo!ニュースなどSNSやメディアで小耳には入れるものの、

その後フランス情勢について経済史を読んだり、文庫本を買ったりとかと言うような、深掘りするようなことはしません。

しかしせっかくなのでと思い、「フィルターバブル」について少し調べてみました。

すると、パリサーと言う方がもともとは2011年に唱えた説で(6年も前ですね)、主にGoogleやFacebook等超グローバル大手メディアがユーザーへの最適化を図りすぎたことによって、一方では情報の遮断がことごとく行われてしまう。

ユーザはどんどん情報の海の中で孤立してしまうと言うことに対する警鐘を鳴らしていた話でした。

まだあらすじとアマゾンのレビューしか読んでいないので、本が届くまでの間にこれについての意見を考えたいと思います。

主に感じたのは、まさにSEO業界そのものだということです。

例えば2016年に問題となったキュレーションメディア「ウェルク」の問題が挙げられます。

その他にも今年初めあたりに問題視されたクックパッドの「赤ちゃんに蜂蜜を与えましょう」と言うような命に関わるような嘘情報の撒き散らしでした。

ウェルクにしろ、クックパッドにしろ、人体に影響するような情報を、SEOに最適化された施策によって、

何年もかけて国家資格を取り現役で患者と向き合い臨床も続けている医者などの専門家たちの記事よりも検索結果で上位に来ていると言う現状があるわけです。

これは何も去年に始まった問題ではなく、インターネット(Google)が誕生した時からずっと続いている問題の1つです。

SEOは、ユーザが検索する言葉や表現にピッタリ合う単語や言葉遣いで説明しているサイトを上位表示させようと言う判断基準がありますから、個人に最適化しているわけなんですね。

これによってユーザたちは自分が打ち込む、あるいは知識がなくて微妙な表現しかできない場合でも、適切な情報や、自分が言ってることをわかってくれていると感じられるような優良なウェブサイトと出会えるわけです。

検索結果1位と10位とでは、アクセス数が10倍以上違うと言うデータはもはや常識に近いですが、

なぜ1位のサイトでほとんどのユーザが事足りてしまうのかというのもこの、Googleの最適化のアルゴリズムのおかげと言えるでしょう。

 

しかし、先ほどお伝えした通り、それは一方で専門家たちの記事が、ほとんどのユーザの目に触れられる事はないままインターネットの海で漂っていると言う事でもあります。

もし、上位にあるサイトが間違った情報を流していて、しかもその間違うと言うレベルが、人体の命に関わるようなレベルで深刻であった場合、

パリサーが唱えた「フィルターバブル」の問題の深刻さはよく伝わってくるのではないかなと思います。

 

他にも、私は前に聞いたことがあるのですが、

日本のメディアはほぼ100%アフリカについて話すときに、難民であるとか、貧乏であること、困窮していること、

寄付をしないと教育も受けられないご飯も食べられないワクチンも打ってないといったとにかく貧困のネガティブなイメージしか放送しない。

しかし一方でアフリカの子供たちの環境は良くなっている地域もたくさん増えてきており、

のびのびと生活している彼らの元気さや陽気さ、国民性や文化の豊かさを全く伝えないことによって、

アフリカへのいくばくかの寄付はあれど、観光客は全く増えないと言うデメリットの面もあるわけです。

本当だったら観光しに来てくれて現地で消費活動してお金を落としてくれて、

それをInstagramやFacebookなど独自のSNSで自分の日本にいる友人にシェアをすることでさらにアフリカへの観光客を増やすといった正のスパイラルを作るべきなのに、

フィルターバブルのせいで、本来起きるべく起きるべき経済活動が制限されてくるわけです。

しかしここで改めて考えてみたいのは、フィルターバブルの恐怖ではありません。

 

むしろフィルターバブルを私たち人間が、行って見ればあなた自身、あなた1人、私1人、個人の手によっていともたやすく作り上げられる時代になったと言うことに対する驚きと感動です。

昔からインフルエンサーや影響力のあるカリスマは多くの敵を作る一方で大量の熱烈な支持を作ると言われてきました。

まるで宗教の教祖のように、多くの人を扇動し、あらゆる方向に自分の思う通りの方向に向かわせるには多大な労力が必要であったり、独特のセンスが必要とされていました。

 

しかし今では、無料で載っている情報でサイトが簡単に作れて、自分で記事を書きさえすれば無料でフィルターを作ることができます。

それによってアフィリエイト報酬であったり物販であれば販売報酬を上げることができるわけです。

フィルターバブルによって生み出される経済活動によって富を生むことができると言う個人の経済活動の最大化の時代の象徴となっているかと思います。

もちろんパリサーは、商業主義の暴走と言う負の面についても言及されているそうです。

しかし、ビジネスの鉄則は、

「あなたには必要である、しかしあなた以外の人には必要はない」

ということを繰り返しユーザに伝えることで、購買活動に至らしめることだと思います。

もちろんこれがビジネスの中で1番大事と言うつもりは毛頭なく、

そういった、お客さんに対する最適化であったり、誠意を尽くす姿勢、あなたにこそ幸せになってほしいと言う誠実さが本来のビジネスの形の1つなのではないかと思うわけです。

そういった意味では、フィルターバブルと言うのは、ある意味では、最先端のテクノロジーを使った結果とも言えますが、

もう一方では、古くからの信頼関係を大事にして、相手に尽くすことで信頼とお買い上げが得られる昔ながらの商人(あきんど)の世界に戻ったかのようなタイムトラベルをしたかのような錯覚に陥るわけです。

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