どうも、みやえらです。
私は今まで650個のアフィリエイトサイトを運営する中で、4種類のペナルティを受けてきました。
アフィリをやっている以上、ペナなど当たり前のことですが、初心者の方には割と驚かれるようです。
「やってみたいけれど、ペナルティのことを書いている人がいない」
と言われたので、記事にしてみました。※動画もあります。
パッと読むための見出し
ペナルティとは、5ページ目以降にサイト全記事が飛ばされること。
ある日突然、サイトの中のすべての記事の検索順位が50位?圏外になる現象をペナルティと呼びます。
「ペナ」と略し、「ペナった」などと日常会話で使います。
なお、ペナってなくても50位以降に順位が下がることもありますが、ペナルティの場合
- 特定の記事ではなく全ての記事が順位を落とす
サーチコンソールにサイトを登録していた場合、Googleからのペナルティに関するメッセージが届いている
この2点が特徴です。
どうもアフィリエイトに関する情報発信や初心者からの質問を見ていると、
「Googleからのペナルティを過度に恐れすぎて、実は機会損失している人が多いな…」
と感じました。
実際、私が主催しているSEO作業会のオンライン指導版を購入された北海道のTさんも同じようなことを仰っていました。
そこで、あまり赤裸々な話を聞かないペナルティについて、この記事で徹底的に解説していきます。
4種類のペナルティ
- 低品質なコンテンツ:芸能トレンド
- 不自然なリンク:商標サイトクロスリンク
- 自動生成されたコンテンツ:地域名一括量産ページ
- 不自然なリンク:150本のブラックSEO
現状、3番だけ有効な対策をハッキリと打ち出せていません。
しかし、今実験しているものは割と好感触で、もう少ししたら復活できるかな・・・という印象です。
ペナルティ1.低品質なコンテンツ
フライデーなどの週刊記者でもない限り、芸能記事はテレビやネットニュースのリライトしかできません。
一方でASPアフィリの場合、
- 元看護師を外注ライターにする⇒実体験から看護師転職記事が書ける
- ニキビができて悩んでいた⇒体験談風に対策コスメなど物販アフィリにつなげられる
こんな風にですね、リライトせずオリジナリティを出そうと思えばいくらでも出せちゃいます。
するとリライトよりも上位に来やすいですし、独自性をGoogleが評価する傾向は年々高まってきています。
なので、本当は芸能記事も二番煎じなどではなくオリジナリティを出したいのですが、よっぽどのコネクションがない限り、無理ですよね?
すると芸能トレンドサイトはみんなリライト合戦=キンタローアメの様相を呈します。
さらに芸能トレンドの塾や情報商材が流行ることで、検索結果1ページ目はもちろん、5ページ目10ページ目までズラリと二番煎じサイトが並ぶことに。
そりゃペナ来るよねw
Googleは
「多様性のある検索結果を」
という理念を掲げていますから、確か。その理念を守るペナかなと考えています。
対策:キンタローアメの比率を下げる
↑↑分かりますかね、画像を小さくして「比率を下げる」のイメージを伝えようとしている企業努力w
マジメになります、すいません。
芸能記事が多いと、必然的にサイト全体でリライトばかりのゴミサイトと認定されるなら、オリジナル記事を増やすために非芸能の記事を多めにすれば良いという話です。
昨今の高額塾で流行っている『トレンド×特化型ブログ』は、恐らくこのスタイルをうまく実現したものでしょうね。
もし私が再びトレンドに挑むとしたら、やはり芸能人を狙います。
芸能人から無料申込系のアフィリ案件、たとえば
- 車査定(新車のトレンド情報、TVCMの芸能人と絡める)
- 食材宅配(ママタレントの家事・料理ネタに絡める)
- VOD(動画配信サービス、ドラマや映画と絡める)
こんなものならやりやすいのでは?
私はやはり高単価の方がうれしいので、物販を推してくかな?とか考えますけどね。
単価1本1万円とか探せばザラにあるので、物販は。
ザラまでは行かないかw 中にはあります。
ライティングをけっこうやってきた人なら物販と絡めるのをオススメします。
トレンドなら新規ドメインでもいけますしね。
私は100%中古ドメイン使いますけどw
新規ドメインのサイトをゴボウ抜きしてると気持ちいいですから。←性格悪い
ペナルティ2.不自然なリンク ?クロスリンク?
さて次は商標サイトの相互リンク(クロスリンク)でペナッちんぐマチコ先生です。
あ、僕は25歳ですからね、その世代じゃありません。
はいマジメになります。
中古ドメインA,B,C,Dの4つがあるとして、
- A⇒BとCにリンク付け
- B⇒CとDにリンク付け
- C⇒BとDにリンク付け
- D⇒AとEにリンク付け
みたいに、お互いを直接リンクし合わないように、でもリンクをたどると実はリンクし合ってるよね状態のクロスリンク構造をつくっていました。
だいたい50?60個の中古ドメインでやってましたね。
まるでメロンの網目模様のように、たくさんのサイトがリンクでグルグルと繋がっているような感じです。
さらに、アンカーテキストが全く一緒でした。
50?60個の中古ドメインのTOPページの最下部に、
「〇〇 Amazon 販売店」
と載せて、1つのメインサイトにリンクを送っていました。
その1つのメインサイトの商材は単価が1万円を超えていて、検索ボリュームも多く、順位を上げればウン十万も夢じゃないのではと考えたからです。
対策:とにかく分散する、ランダム要素を増やす、画一的にしない
順位を上げたいサイト(メインサイト)にリンク付けするために作成するサイトをバックリンクサイトと呼びます。
バックリンクサイトをいかにランダムにして、Googleのペナルティ検知をかいくぐるか?
がポイントになります。
例えるなら、学校でテストを受ける時に、机の中にこっそりカンニングシートを準備するとします。
ふだんあまり良い点数じゃないのに、その時だけ100点を取ってしまうと、カンニングを疑われてしまいます。
だから、カンニングシートで答えが分かっているけれど、ところどころ惜しい間違いをしたり、空欄を残して、
「今回はマジメに勉強してきたようだけど、やはりカンペキには身についていないな」
という印象を先生に与えることで不自然さをカモフラージュするイメージです。
それで赤点をまぬがれて、ラクラク進級していくと。
いや、私はやったことありませんからねw
この、「テストをあえて完璧にしない」のと同じで、バックリンクサイトも
- 設置サーバーを一箇所にまとめずバラけさせる
- リンク付けの日時をズラす
- 記事の上部、下部、真ん中辺り、個別記事中、サイドバーなど張る位置もズラす
- アンカーテキストをURLにしたり「こちら」にしたりと分散させる
- 文字だけでなく、画像だけにリンクを貼ったりする
- ワードプレステンプレートをバラけさせる
- シリウスなど他のサイト作成ツールも使ったりする
こんな対策を取ることで、
「明らかに自演リンクしてます!」
という印象を和らげるのです。
いや、人間が見たら不自然極まりないですけどw
Googleという機械には、ちょっと検知が遅れる、または検知しづらくなるのです。
ペナルティ3.自動生成されたコンテンツ
これは地域名などで膨大な数の記事を一括量産する手法でくらったペナルティです。
たとえば
「仙台市で雨漏り修理に強い外壁塗装の業者は?」
という記事があるとして。
「仙台市」の部分は「青森市」でも「紋別郡」でも「池袋」でもよく、それ以外の記事コンテンツは地域名を置き換えるだけで成立するんですよ。
全国の工事業者とネットワークを築いている広告主がいるので、そこに誘導するだけでいいわけです。
ただし、地域名だけしか違わない記事が大量にあると、1週間くらいでペナルティを受けてしまいます。
私の場合1つのサイトで2000記事ありましたが、1週間でペナりました。
恐るべき速さです・・・w
長いアフィリエイトの歴史の中で、この地域名量産記事サイトは何度もGoogleに滅ぼされてきたのだろうな、と痛感します。
対策:再考中!
しかし、ペナの翌日にはもう抜け穴を見つけて、それ以降その手法でペナルティを受けたことはありません。
なので当記事の中で公開しようと思ったのですが、残念ながら2018年2月に再びGoogleにサイトの検索順位を下げられてしまいました。
ペナルティまでは行かないものの、明らかにこの抜け穴的な手法でつくったサイト群のアクセスが落ちたのです。
アクセスは10分の1以下にまで激減しました。
しかし私は諦めません。
この手法はこの手法なりのメリットがありますので、再度抜け穴を考えてテストしているところです。
どうしても新しい抜け穴の検証には時間がかかるので、少しでも良い兆しが見られたら、SEO作業会に参加されている方の中で興味がある人にも試してもらおうかな?と考えています。
今後改めて一般読者向けにこの手法の新しい抜け穴を公開できるころには、ちょっと効果が薄まっている可能性もありますが、まずは仲間内で抜け穴をトコトン掘り出していこうと思います。
なお、一括で大量の記事をアップロードするために、ちまたでは有料ツールなども出回っているようですが、私はエクセルやGoogleスプレッドシートといった無料ソフトしか使ってません。
それで全く問題なくアップロードできるし、キチンと利益が出るからです。
ペナルティ4.不自然なリンク ?8サイト中1個だけ?
最後は再び不自然なリンクによるペナルティです。
ただし、2番目とは違って、しっかり分散をしたSEO対策です。
分散するべき項目は2番目に挙げた通りです。
リンクの本数は150本。
正確には70?80本ほどリンクを送っていたメインサイト同士で、相互にはならないようにリンクを送りあっていた感じです。合計で150本ほど。
リンクだけでなく、サイト構造にも気を配り、内部リンクやタイトルのクリック率にもこだわった商標サイトでした。
その結果、そこそこ有名な商標ながら、3位にまで上り詰めました。
※1日だけ2位になってました。
しかし、それでもペナルティを喰らいました。
「ええ・・・そこまでやってペナるなら、やっぱりリンクなんて資産にならないしやるもんじゃないね・・・」
と感じられたかも知れませんね。
しかし、全く同じリンク構造の中で当てていたメインサイト8個のうち、ペナルティを食らったのは1個だけだったのです。
8分の1。
12.5%です。
150本もリンクを送り、多少クロスリンク的な要素も持たせていながら、約1割しかペナを受けなくて済んだというポジティブな意味の方が正しいと思います。
飛んだサイトはもちろんですが、飛ばなかったサイトたちは今でも飛んでいませんし、収益を出し続けてくれています。
しかも1ページ目の上位にいたり、ものによっては1?2位をキープしてくれています。
もちろん収益が出ず(=順位が上がらず)捨てたドメインもその中には含まれます。
100%の確率でリンクが効果を発揮するというのはありえませんからね。
でも、アフィリエイト特有の異常な利益率を考えれば、十分すぎる利回りなんですよ。
ただでさえ私は中古ドメインをすべて自分で原価で取得していますから、150本のリンクに分散サーバーといえど、かかった経費は全部で10万円くらいです。
分散サーバーは自己アフィリできたので6割くらいキャッシュバックされましたしね。
10万円なんて、上位に来れるサイトが1個でもあれば早くて1ヶ月、遅くとも数ヶ月で回収できる金額です。
ペナルティの数だけ強くなる。
私の場合、ペナが怖いのではなく、ドメインの管理が面倒なので今はほとんどバックリンクサイトを作ったり被リンクを当てることはありません。
記事や内部リンクなど、サイト内のコンテンツで上げる方法も少しではあるもののわかってきたというのもありますね。
ただし、やろうと思えばいつでもバックリンクサイトによるブラックSEOに取り組めますし、そこに恐れや遠慮はありません。
だって、ペナのリスクはたった10%強なのに、その効果は絶大だからです。
また、リンク以外のペナルティについても当記事で解説しましたが、今でも通じる対策を取れば、やはり稼ぎやすいのでまたいつかやると思います。
ペナルティを受ける=稼ぎやすい手法、という意味なのです。
Googleは攻略されるのを嫌います。
手の内を明かしたくないのです。
だから、手の内がバレて攻略されるような場合はペナルティを課してきます。
しかし、そこに一手間を加えてかく乱することで、Googleの手の内を知りつつ上位表示し、効率的にアクセスを集めて売上をスルスルと伸ばすことができるわけです。
これがプロのSEO対策の世界ですね。
私よりもはるかに凄い人たちが星の数ほどいる業界だからこそ、私はこれからも色々な手法でGoogleと向き合っていきたいと思います。
同時に、もしあなたが、ペナルティを恐れてサイトアフィリエイトで手を出せていない手法があるのでしたら、
超もったいない
と自信を持って言えます。
意外とペナの確率は小さいものです。
ぜひ勇気を持って、あと1歩を踏み出してみてください。
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