パッと読むための見出し
2016年11月29日追記
内部告発する社員もいるということで少しは安心したけど、まじで嘘ばっか!DeNAの「#WELQ」はどうやって問題記事を大量生産したか。現役社員、ライターが組織的関与を証言 https://t.co/uBgk18kOkB @@134k5 @BuzzFeedJapanより
? Isseki Nagae (@Isseki3) 2016年11月28日
永江さんが問題提起をしている医学デマサイト「Welq(ウェルク)」について、都の健康安全部と相談しました。私が指摘するまでその存在を認識されていなかったのですが、すぐに調べて強い危機感を持って対応を検討して下さっています。方向性が見えたら、追ってご報告させていただきます。 https://t.co/d7AA1fCz9R
? おときた駿(東京都議会議員 /北区選出) (@otokita) 2016年11月28日
村田マリ氏のインタビュー読んでいると、DeNAパレットの顧客不在感はこの人のスタイルから来てるんだなぁと納得。KPI分析で心地よいメディアを演出は考えていても提供する情報の質はまったく考えてないもの。記事も読者もモノ的に見てる https://t.co/9V4eyevDz2
? 本田雅一(本人未確認) (@rokuzouhonda) 2016年11月28日
「スピードが全て」とか言ってるようなのはロクでもない人間ばっかりだな、ほんと。
「スピードが全て」iemo 村田マリがSlush Asia2016で語った挑戦者のスタンス。 https://t.co/Kc5eo1oPyA @CAREER_HACKさんから
? 小林幸子(異常動物) (@sateco) 2016年11月28日
DeNAの村田マリさんはウェルクやiemoなどキュレーションサイトをコンテンツ作成側だと思っていたらしい。配信者ではないとの認識。
「専門性が高くて独自性の高いコンテンツをコツコツと真面目に作っていれば、Googleからの評価も高くなります。」そりゃ違う方向に行くわな。。。 https://t.co/PVN1A2GIEo
? 宮内(ヘブラカエラ)@今後は本名で活動 (@hebrakaela) 2016年11月28日
マナー違反ではなく、著作権法違反。著作権侵害で告発し損害賠償請求できるレベルです。 https://t.co/aOETTdPs1w
? Naoki Sugiura (@naokis) 2016年11月27日
私も村田マリにブロックされました。
本当にブラッキーなことをやる会社の役員はどうにもならないですね😄
https://t.co/Yc2FEBpnel? 肉級 (@mecchanikuniku) 2016年11月28日
DeNAでこの件の責任者はメディア統括部長村田マリさん@mary_ctrl_plus だと思うんで、彼女に言えば何か変わるかもしれませんね。まぁ私はブロックされてますがw
佐俣アンリといい村田マリといい、やましいことがある奴らはすぐブロックするw https://t.co/VE75fJ83Lp? K Tanaka (@kentanaka777) 2016年11月26日
Photo credited by?Rob Boudon (著作権フリー画像素材です)
ネット上の法的グレーな側面はもはや公的な黙認に突入しつつある。
今回の記事はNEWS PICKS.comの
『私が、DeNAに「iemo」を売った理由』に対する批評です。
バイラルメディアについて
ネット上にある他人の著作物(文章・画像・動画)を
“キュレーション”(という名の収集作業)して、
パッチワークのように切り貼りし、独自の世界観を届ける
という趣旨の「バイラルメディア」。
草分けはネイバーまとめとも言われていますが、
2014年に入ってから多くのバイラルメディアが乱立し始めました。
著作権やモラルの議論が紛糾したり、
一方では「ウチはその他のバイラルメディアとは違う」と卑下し合う風潮が出るなど
社会的にも法的にも経済的にも話題が尽きません。
批評スタート!
DeNAが2つのバイラルメディアを50億ほどで買収し、
その内の1つ、「iemo」を売却した起業家・村田マリ氏が
「パクリメディア」とも批判される同メディアの法的な問題に一切触れないまま
「社会にインパクトを」と語る様子にむしろインパクトを感じる。
「引用」は元来新聞やTVニュースのように「報道・批評」のためなら
無断で他人の著作物を「利用」することを認めていたが、
「批評」の概念が今のネットインフラにおいては抽象的すぎるゆえに
NAVERを始めバイラルメディアが殺到した。
モラル論を唱えるクリエーターたちと、
UI・UX論を唱えるキュレーターたちの議論は
段々と後者が優勢になっているのは火を見るより明らか。
優勢・劣勢を分かつのは、やはりユーザーの顔色だ。
そもそもあらゆるネットインフラはユーザーのためにあるわけで、
観客無しでの劇場が破綻するのと同じように
観客動員数で勢力図が変わるのは自然な論理。
もちろん、キュレーターに社会的な地位を容認してしまうことは
クリエーターの創作意欲を自ずと下げる行為と同じであると
深く認識しているユーザーは皆無に等しい。
著作権法第32条にある「公正な慣行に合致するもの」という一文が、
新しく生まれて日本社会に定着した慣行も含むのかどうか。
もし含まれるなら、
「キュレーションは日本の文化」
と法的に認定されるのも時間の問題であり、
・引用元の明記
・画像はイメージリンク表示(著作者のサーバー経由での表示)
・rel=”no follow”タグを付けない
・1つの素材が全体に占める割合の中で突出しない
・異言語なら勝手に翻訳しない
・「利用」のために複製したコンテンツは引用の目的以外に使わない
これらを満たせばバイラルメディア運営もパクリメディアなどと比喩されず、
「ユーザーに求められ、愛される、公正な慣行」
として認められる可能性を示唆している。
村田氏はバイラルメディアの戦争は激化し、
他社のキュレーションサービスのように「背骨」の無いものは淘汰される一方で、
iemoは(単なるパクリコンテンツとは違い)成長を続けるのだと主張している。
しかしこれは、
『結局、価値がユーザーに認められるためには汗水を流す必要があるのであって、
キュレーション作業の汗水を「社会的な価値」として認めて欲しい』
と切実な思いで訴えたいようにも感じた。
ちなみに、そのトピックの中で間接的に
「アフィリエイトサイトには社会的な意義が無い」
と大っぴらに語っていたのは無知の周知のためか偏見愛好者だからなのか、
真意はナゾのままだが、東証一部上場企業の役員に就こうとする人間にしては
あまりにお粗末な失言だったと思う。
もちろん、newspicks編集者による記録ミスの可能性もありえるし、
若さゆえの突発的な失言(注:78年生まれ)にいちいち目くじらも立てていられないので
この発言だけで村田氏の人格を否定するつもりはない。
村田氏はiemoを通じて、ユーザーの検索ライフスタイルが
大きく変革したことに生きがいを感じていたのだと思うし、
iemoで一貫させた編集の魂によって直帰率の低下、ロイヤリティの向上といった
データ解析にも胸躍る1年だったのだと思う。
創業者の勢いや社会的野心、泥臭いデータの解析・蓄積によって
ユーザーが大量に取り込まれていけば、
法律の性質がいつの間にか「今の時代に沿うように」と右ならえしてしまうことも
あるのかも知れないと感じた瞬間だった。
今回の記事は以上です!
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
PS.
ホリエモンがコメントしていますね。
個人的にホリエモンは公式チャンネルのYouTube動画も見まくるほど好きです。
確かなウェブスキルとコンテンツ力の上で成り立つライブドアによって
社会にインパクトを与えた同氏が、
他人の著作物の無断利用によって成り立つモデル創業者のコラムに関心を寄せているのは何だか感慨深いですね。
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