引用元:http://www.pref.ehime.jp/tou51126/imahokensyo/kansen/images/ehimeeizu.jpg
正確にはHIV血液検査でしょうか。
あなたは受けたことがありますか?
元カノの元彼の元カノの元カノの元彼の元彼の・・・
前夫の・・・
行きずりの・・・
人との関わり合いを通じて、
私たちの遺伝子は脈々と受け継がれていますから、
自分の今の状態を確認することは大切なことだと思います。
パッと読むための見出し
HIV検査はいつ、どこでやっているの?
⇒http://www.hivkensa.com/
「HIV検査」と検索するとPPC広告の下に出てくるサイトです。
ここから日本全国の都道府県の運営する
保健所の場所や検査の曜日、時間帯を知ることができます。
HIV検査の費用は有料?無料?
保健所によって異なります。
私が受けたのは仙台市にある保健所ですが、
完全無料でした。
病院などで有料検査をするよりお手軽です。
予約必要? 本名を出したくない。
これも保健所によって異なりますが、
私の受けた所は予約不要・匿名検査・費用0円のお手軽MAXでした。
顔バレも心配だという方は、
サングラスにマスクを付けて検査に臨めば良いと思います。
検査を受けた日の話。
本当に倒れそうでした。
本来なら留学前に済ませておくのが外国への礼儀なのだと思いますが、
HIV検査を求められない大学だったことに甘えて、
いろいろと言い訳をしては先延ばしにしてきました。
環境は十分すぎるくらい揃っています。
家からバスで10分の距離に保健所があり、
予約不要・匿名検査・費用無料。
普段通う駅から地下鉄の通路を横切り、
区役所の3階に上れば、すぐに検査を受けることができました。
それでも、どうしても今まで踏ん切りが付きませんでした。
先月に行くという決断をして、
昨日ついに行ってきました。
サーバーの件で問合せのあったチームHKの方へ個別解説動画を作成し、
お昼になった頃にバスに乗って区役所そばの駅へ。
その日は日本全国で今年最大の猛暑日と言われており、
照りつける太陽に汗が次から次へと吹き出していました。
少し冷房の入ったバス内でホッと息を付き、
iPhone6で各サイトのアクセス状況をチェック。
『ここ2日間で90記事入れたサイトのアクセスが芳しくない。
少し、キーワードをいじってみるか。』
新手法の量産体制に入る前の最終チェック段階でした。
気付くともう区役所前のバス停に停まっていて、
慌てて他の降りる乗客の列に並んで外に出ました。
アクセス推移やキーワードを眺めていると、
ついつい時間を忘れてしまいます。
1日経った今でも覚えています。
バスから降りて、ふと、自分が今なぜ区役所の前にいるのかと自問したのです。
…足がすくみました。
地下鉄の通路を横切り区役所の中に入り、
入口右奥にあるエレベーターに向かうと、
若い夫婦と、パパの方に抱えられた正後間もない様子の赤ちゃんの笑顔がありました。
実はその日、HIV検査を受けられる部屋の隣には、
育児パパ・ママと幼児の集まるイベントが開かれていたのです。
幸せと結びついた性の形とは対照的に、
病気と結びついているのではと怯える自分。
何とも居心地の悪いエレベーターでした。
エレベーターを出ると、
足早に検査を受けられる部屋に向かいます。
区役所の廊下は狭いです。
が、その時は狭い方が良い気がしました。
ドアの前には緑色の番号札が置いてあり、
「HIV血液検査を受けられる方は緑色の番号札を取って中にお入りください。」
という張り紙がありました。
他の曜日には別の検査があるようで、
そちらは黄色い番号札のようです。
私が取ったのは4番の番号札。
ドアは開けっ放しでしたが、
入ってすぐ右に行くようになっているので中は見えません。
先客と思われる靴が5足ありました。
3つは女性モノ、1つは男性モノ、
もう1つはユニセックスなサンダル。
「割といるんだな、自分以外にも。」
未知の経験だったので、
目に付くもの全てが新鮮でした。
靴を脱いで中に入ると、
テーブルが3台、各テーブルに2脚ずつパイプ椅子があります。
各テーブルの間には簡易な仕切りがありました。
入ってすぐのテーブルにはキャップを被った
黒髪長髪の男性が何か書いており、
部屋奥のテーブルには茶髪を後ろで結ったハーフパンツの女性が座っていました。
空いていた真ん中のテーブルに着く前に、
手前のテーブル右側に並べてあったボードを手に取ります。
ボードには2枚紙が挟まっており、
検査に必要な質問項目に答える白い紙と、
エイズ検査に関する基礎知識が書かれた黄色い紙がありました。
椅子に座り、質問項目に答えていきます。
記入式ではなく、選択式で、どちらかに丸を付ける、というものでした。
ボードに備え付いていた鉛筆をクルクル回しながら、
上から下へ、質問に目を通して行きます。
「検査の目的は何ですか。」
「感染が疑われるのは以下のどの場合ですか。
異性間・同性間
コンドームの使用 有・無
当てはまるもの全てに丸をつけてください。」
「今まで性病にかかったことはありますか。」
「感染の可能性のある日から12週間が経過していますか。」
「この検査をどちらで知りましたか。」
「今回の検査で聞きたいことはありますか。」
何てことない人には、本当に何てことない文章の羅列に映るでしょう。
私には、1つ1つが銃撃のように重く深く刺さりました。
テーブル間の仕切りの存在に助けられ、
心を落ち着かせ、1つ1つ答えていきます。
【番号札2番でお待ちの方どうぞー】
一番手前にいた男性が中の部屋に入っていきました。
私は質問に答え終わった後、
手持ち無沙汰感があり、「閲覧用」として並べられていた冊子や
「ご自由にお持ちください」として並べられていた小冊子に目を通します。
しかし、まともに文章を読める心境ではありませんでした。
【今すぐここから出たい】
心臓は高鳴り、若干の吐き気を催し、
痛くない頭痛を感じ始めました。
思わず冊子を軽く投げ捨て、
腕枕に頭をうずめました。
【検査されたくない】
【結果を知りたくない】
【消えたい】
部屋はとても静かで、
先ほど入っていた男性とスタッフの声も全く聞こえず、
静かに淡々と待ち時間が過ぎて行きました。
【番号札3番でお待ちの方どうぞー】
【あ、まだ書かれていませんでしたか。】
【では、番号札4番の方どうぞー】
自分の番号が呼ばれるまでは、
どのアナウンスがあっても振り向くことはしませんでした。
他の受験者を見てはいけないし、
見られてもいけない気がしたのです。
検査室に入ると、2人の女性スタッフが座っていました。
片方40代、もう片方20代後半。
こんな時でも人の顔や髪の色・長さ・ゴワつき具合をチェックする癖が反応します。
先ほど書き上げたボードを手渡し、
40代の女性スタッフに1つ1つ質問項目を読み上げられて行きます。
【●●はーーで?、・・・・はい、】
私が丸をつけたプライベートな項目も
時々読み上げられました。
いや、ただ本当に読み上げられただけだったので、
何だか理不尽な気もしました。
20代後半の女性スタッフは一言も発することなく、
背筋を伸ばし、やわらかい目でまっすぐこちらを見続けるものですから、
私は少しうつむき気味だったと思います。
読み上げられた後、
検査結果が1週間後に通知すること、
その日に来れるかどうか、何時に来れるのか、
問い合わせ先はどこか、
名前を言わなくても検査番号を告げれば良いとか、
主にそんな話を済ませて、
読み上げの意味が分からないまま血液検査の部屋に移動します。
一々靴を脱ぎ履きするのが少々面倒でした。
検査の部屋には50代前半と見られる
女性スタッフが白いマスクをして待っていました。
【梅毒の検査もされますか?】
何でも、採取する血液量が変わるんだとか。
【はい、お願いします】
【どちらの腕でよく検査されますか?】
両腕を見せます。
【うーん、じゃあ左の腕でやりましょうか】
私は高校時代、献血に行きまくっていた時期があり、
年間で20回弱は通っていました。
1年で20回も腕に注射されていたのですが、
注射の度に刺される腕が変わっていたので、
どちらにも注射の跡が残っています。
とは言いつつも、私は注射が大のニガテです。
怖いし痛いし、若いスタッフさんなんかは激痛な場所を刺してくるので
年配の人にしか刺されたくないとも思っていました。
何より、血を見るのがニガテ。
血を抜かれていると自覚するのもニガテ。
献血の場合、成分献血だと
40分はかかります。
しかしHIV血液検査の場合は
10?20秒で終わりでした。
ベテランさんのようで、
痛みもほとんどなく、
不思議なことに針を抜いた後に
血がほとんど出ませんでした。
【これで終了です。また、1週間後にいらしてくださいね】
ドアを開けると、途端に足がすくんでしまい、
目の前の長椅子に腰掛けます。
今まで注射後にふらついた経験はありません。
しかしその日だけは違いました。
【検査してしまった…】
途端に怖くなりました。
全身から力が抜けるようでした。
すると隣の部屋から、
育児イベントに参加していたパパさんママさんが出てきて目が合い、
気まずいと感じてそっとエレベーターに向かいました。
エレベーターの前には1人のおばあちゃんがいて、
やはり気まずいと感じて階段で降りて行きました。
階段を一段降りるたびに、
激しい自責の念がこみ上げてきました。
同時に、こんな思いを、
未成年男女にも抱かせてはいけないと
改めて痛感しました。
粘膜が傷つきやすい。
衛生的とは言えないシチュエーション。
抗体が未発達である。
何より、1mmも望んでいない。
私が解決したい問題を、
改めて色々と考えました。
【ビジネスの本質などよりも、手っ取り早く生きるお金を得られることが必要だ】
【自分が心から安心できたのは、どの状態に至った時だったか】
【分かりやすく稼ぐことの重要性】
【裏ワザを見つける才覚の意義】
【独立の術は本当に必要なのか】
自分の経験や強み、弱み、
関わってきた数百人の様子を鑑みて、
また1つ人生におけるビジネスの捉え方を学んだ気がします。
外に出た後は、ただでさえ暑いのと、
精神状態が優れなかったので、
タクシーで帰りました。
PS.
中々HIVの話を聞く機会というのは無いと思います。
私はまだ結果待ちの身ですが、
伝えられる経験が1つできたので記事にしました。
あなたもぜひ下記サイトから保健所を探し、
受診してみてはいかがでしょうか。
時間帯によっては病院でないと難しいというケースも多いですが、
自分を見つめ直す機会になると思います。
PPS.
チームHKでLevel 42を実践中のあぽろさんがYouTubeで月収44万円を突破しました!
おめでとうございます^^
2015年11月19日追記:
お騒がせしてすみません。
全項目で陰性、問題無しでした。
関連記事:お騒がせセレブの「チャーリー・シーン」がHIV公表へ
HIV検査はお早めにどうぞ。
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