就活とかやめちまえばいいのに
この国はきっと滅びる!就活のバカたち 学生もバカなら、面接官も大バカ – http://t.co/PXG34DLsTg? 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2015年3月23日
よく誤解されますが私は就活が「大変だ」と思っています、馬鹿にしたことはないです。成功した人はカッコイイと思います。
ただ、ES書くのめんどいとか、東京までの移動がお金的にも身体的にもキツいとか、そこは大変とは思っていません。
好きにしろと思います。
「就活は学生にとって人生最初の営業」
と揶揄されるそうですが、営業に限らず、広告でも人事でも、相手に良い反応をしてもらうには綿密な調査が必要になります。
綿密な調査をして(出来ればテストやインタビューも繰り返して)、
「相手はこういう人間だから、商品のコレをこう伝えれば響くハズ」
という信頼性の高い仮説を立てます。
超具体的な、1人の人間像を描きますよね。
◆【普通のマーケティング】
40代既婚男性で2人の子供を持ち、
ある程度収入はあるものの子供の学費と住宅ローンを抱えており
自分本位な贅沢は嫁からキツくとがめられる。
同僚に薄毛を指摘されても気にならないが、
高校生の愛する我が娘に言われると途端に気にしだし、
忙しい通勤時に人目をはばかりササッとスマホで男性育毛を調べる。
乗り換えがあるので、読了するのに時間のかかる長ったらしい文章のサイトからはすぐに離脱する。
端的であってもイマイチ表面的な情報しか載っていないサイトもスルーする。
近くの薬局で育毛剤を買う自分の姿を想像すると恥ずかしいから
ネットで評判の良いものを調べるものの、
信頼性の高い病院は値段も張るし、
何より家族に言い訳をついてまで休日に出かけるのが億劫だ。
ネットで一番売れていると楽天ランキングを頼りに
育毛剤を購入したいが、家の中に置いておくことを考えると
派手なパッケージだったり大きすぎる箱だと目立って困る。
結果、地味で落ち着きのある色合いで小さめの
ダンボールの箱に入っている育毛剤の中で
評判の良いものを届けてくれる会社を選ぶ。
ダンボールの箱なら、最悪Amazonで本を買ったとでも
家族に言い訳を付ける。
普通はこんな感じにターゲット像と需要の具体性を洗い出しますよね。
商品を売り込む際に、特に強調する切り口も見えてきますし。
◆【就活生の場合は・・・】
でも調査対象が企業となると、
うまく行かないだろうなとよく思います。
・テストを繰り返せない。一社当たり、面接一回までが基本。
・調査対象の範囲が広すぎる(=1人の人間像に絞りづらくなりボヤける)。
・実際の業務内容で相手が悩むポイントが表に出ていない
(=ニーズは弱みでもあるため、なかなか調べさせてくれない)。
・部署によって悩むポイントが変わるので、人事担当に響くかどうかは不透明(人事が自社に勉強熱心か?)。
・(国際教養大学は大丈夫かも知れないが)学歴フィルターがある。
・そもそも自分の強みを会社に育ててもらうのが前提なので、
売り込むものは潜在能力(未来)であり、
売り込む本人も商品レベルに自信が持ちづらい(現在)。
・過去のプライベートな体験を話すのが恥ずかしい
(何で初対面のアナタに言わなきゃいけないの?w と思うのが普通ではないか)。
・のびのびと生きてくる仕組みが日本の教育システムだが、
採用側としては戦力になるのかどうかを見るので、
そもそもでビジネス的な人生観を持たずに生きてきた人には不利(ほのぼの温厚タイプ)
などなど、『最初の営業』にしては驚くほど無理を強いられている印象を持っていて、「大変だ」と今も昔も思っています。
現代日本の就活を乗り越えた人はカッコイイです。
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